投資信託のメリットは投資の専門家が投資家の代わりに資金の運用をしてくれるので、知識がなくても資金を運用できることです。多額の資金を用意する必要はなく、積み立て投資なら毎月一定額で買い付けるので、500円などの少額で購入できる場合もあります。複数の投資先に投資する分散投資をするので、リスクが軽減されます。
デメリットは、投資信託に組み入れられている株式や債券が値下がりする価格変動リスクや、投資信託に組み入れられている株式や債券の発行体が破綻する信用リスク、為替レートの変動によって基準価額が下がる為替変動リスクがあることです。このほか外国の株式や債券を購入している場合には、カントリーリスクもあります。カントリーリスクとは対象となる国や地域の政治や経済状況の変化で証券市場や為替市場に混乱が生じ、投資した資産の価値が変動するリスクのことです。国が破たんして債務不履行になる可能性が高い国債ほど、金利は高くなります。