これまでは計画的に買い物をしていたり必要が無い物は買わないようにしていたのにも関わらず、親が突如として必要が無い高価な品を購入してしまうようになった時などに頼もしいのが成年後見制度です。
自宅などに高価な品が届けられるという事は双方の間で納得をして契約を締結したという事になりますが、判断力が関係して必要が無い物を購入する契約を締結した時に頼りになります。
制度を利用したい時には申し立てを行い、当事者の事理弁識能力に関する鑑定と共に家庭に関する事情の聞き取りも行います。
事理弁識能力と家庭の事情の聞き取りを行ってから、2ヶ月間から3ヶ月間が経過した後に後見人が選出される仕組みで、選出されるのは当事者の親族が最も多いものの、弁護士が選任される事例もあります。